金現物、堅調=米雇用統計受け〔インサイト〕(11日)
2013年3月11日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間11日早朝の金現物相場は、8日に付けた2週間ぶりの安値(1560.80ドル)から浮上した。同日発表された米雇用統計が予想以上に好調な内容だったことが支援材料になった。
金現物相場は0634GMT時点で4.37ドル(0.28%)高の1オンス=1582.11ドル。
2月の米失業率は7.7%で、4年ぶりの低水準。非農業部門就業者数は23万6000人増加し、予想より多かった。
ただ、景気回復の兆しが表れ、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想以上に早く金融緩和を打ち切るとの観測も浮上している。
ソシエテ・ジェネラルの香港の商品ストラテジスト、ジェレミー・フリーセン氏は「米景気回復は順調で、年末までにFRBは刺激策を終了するとの見方を金相場も織り込んでいる」と指摘した。
それでも、日銀による金融緩和期待などが支援材料になり、短期的に相場が上昇する可能性もある。 テクニカル面では、金現物相場は1564.40~1585.90ドルのレンジという。(了)
[時事通信社]
金現物相場は0634GMT時点で4.37ドル(0.28%)高の1オンス=1582.11ドル。
2月の米失業率は7.7%で、4年ぶりの低水準。非農業部門就業者数は23万6000人増加し、予想より多かった。
ただ、景気回復の兆しが表れ、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想以上に早く金融緩和を打ち切るとの観測も浮上している。
ソシエテ・ジェネラルの香港の商品ストラテジスト、ジェレミー・フリーセン氏は「米景気回復は順調で、年末までにFRBは刺激策を終了するとの見方を金相場も織り込んでいる」と指摘した。
それでも、日銀による金融緩和期待などが支援材料になり、短期的に相場が上昇する可能性もある。 テクニカル面では、金現物相場は1564.40~1585.90ドルのレンジという。(了)
[時事通信社]
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