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3日ぶり反発=ドル安を好感〔NY金〕(17日)

2012年4月18日

 【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安や堅調な欧米株式市場を受け、3営業日ぶりに反発した。中心限月6月物は前日終値比1.40ドル高の1オンス=1651.10ドルで引けた。
 スペインの短期債入札が順調な結果だったことや、4月のドイツ景気期待指数が前月比1.1ポイント増と5カ月連続で上昇したことを好感し、外為市場はユーロ高・ドル安基調で推移。このためドル建ての金相場は相対的な割安感から買われた。
 また、欧州債務不安が後退したことに加え米企業決算が良好な内容だったことから、投資家の意欲が改善され、米欧株式市場が堅調に推移。この日の金相場は市場のリスク志向に連動して強含んだ。
 ただ、国際通貨基金(IMF)が発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、ユーロ圏諸国の債務懸念は緩和されたもののデフレリスクがあるとの見方を示したことから、外為市場では一時的にドルが強含んだ。加えて、テクニカル要因による売りも出たことから金相場は急落し、電子取引では一時、1635.20ドルまで下押された場面もあった。さらに、インドの現物買いの需要が鈍っていることが相場を圧迫したため、上値は重い展開となったもよう。
 金塊現物相場は午後2時19分現在、0.055ドル高の1650.600ドル。(了)
[時事通信社]
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