原油、3日ぶり反発〔NY石油〕(20日)
2012年4月21日
【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、対ユーロでのドル安や欧米の株高を背景に買われ、3日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの5月物は前日終値比0.78ドル(0.8%)高の1バレル=103.05ドルで終了。5月物はこの日が最終取引日となる。6月物は1.16ドル高の103.88ドルで取引を終えた。
ドイツのIFO経済研究所が発表した4月の独企業景況感指数が市場予想に反して前月から小幅ながら改善した。さらに、マイクロソフト(MS)などの米主要企業の四半期決算が好調だった。これを受けて、欧米の景気先行き懸念が後退し、原油にもつられて買いが入った。
さらに、対ユーロでのドル売りが優勢となったことから、ドル建てで取引される原油などの商品の割安感につながり、原油の買いが誘われた。
一方、注目の集まっていた20カ国・地域(G20)が閉幕し、引け後に「原油価格を監視し、必要なら追加措置の用意がある」などとする声明が伝わったが、相場の反応は限定的だった。
▽ガソリン=6営業日続落。中心限月の5月物は1.14セント安の1ガロン=314.27セントで取引を終えた。
▽ヒーティングオイル=続伸。5月物は1.25セント高の1ガロン=313.76セントで引けた。(了)
[時事通信社]
ドイツのIFO経済研究所が発表した4月の独企業景況感指数が市場予想に反して前月から小幅ながら改善した。さらに、マイクロソフト(MS)などの米主要企業の四半期決算が好調だった。これを受けて、欧米の景気先行き懸念が後退し、原油にもつられて買いが入った。
さらに、対ユーロでのドル売りが優勢となったことから、ドル建てで取引される原油などの商品の割安感につながり、原油の買いが誘われた。
一方、注目の集まっていた20カ国・地域(G20)が閉幕し、引け後に「原油価格を監視し、必要なら追加措置の用意がある」などとする声明が伝わったが、相場の反応は限定的だった。
▽ガソリン=6営業日続落。中心限月の5月物は1.14セント安の1ガロン=314.27セントで取引を終えた。
▽ヒーティングオイル=続伸。5月物は1.25セント高の1ガロン=313.76セントで引けた。(了)
[時事通信社]
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