ドル安受け続伸〔NY金〕(20日)
2012年4月21日
【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安や安値拾いの買いを受け、続伸した。中心限月6月物は前日終値比1.40ドル高の1オンス=1642.80ドルで引けた。
朝方の金相場は比較的堅調に推移。ドイツのIFO経済研究所が発表した同国企業の景況感指数が109.0と市場予想を上回ったことから、外為市場がユーロ高・ドル安基調で推移。このため、ドル建ての金相場は割安感から買われた。
さらに、欧州委員会のレーン副委員長が、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、国際通貨基金(IMF)の資金基盤を4000億ドル以上強化することで合意するとの見方を示したことを受けて流動性増加の思惑が広がり、電子取引では一時、1648.20ドルまで上昇した。
ただ、来週に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向が注目されていることから、市場の様子見姿勢が強かった。加えて、インドの現物買いの需要が鈍っていることも相場を圧迫し、上値は重かった。
金塊現物相場は午後1時55分現在、1.675ドル高の1640.875ドル。(了)
[時事通信社]
朝方の金相場は比較的堅調に推移。ドイツのIFO経済研究所が発表した同国企業の景況感指数が109.0と市場予想を上回ったことから、外為市場がユーロ高・ドル安基調で推移。このため、ドル建ての金相場は割安感から買われた。
さらに、欧州委員会のレーン副委員長が、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、国際通貨基金(IMF)の資金基盤を4000億ドル以上強化することで合意するとの見方を示したことを受けて流動性増加の思惑が広がり、電子取引では一時、1648.20ドルまで上昇した。
ただ、来週に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向が注目されていることから、市場の様子見姿勢が強かった。加えて、インドの現物買いの需要が鈍っていることも相場を圧迫し、上値は重かった。
金塊現物相場は午後1時55分現在、1.675ドル高の1640.875ドル。(了)
[時事通信社]
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