小反落=FOMC声明を消化〔NY金〕(25日)
2012年4月26日
【ニューヨーク時事】25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受け、小反落した。中心限月6月物は前日終値比1.50ドル安の1オンス=1642.30ドルで引けた。
朝方の金相場は、前日から始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加金融緩和政策をめぐり、市場の様子見姿勢が強かったものの比較的堅調に推移。また、外為市場がユーロ高・ドル安基調で推移したことから、ドル建ての金相場は割安感から買われた。
しかしその後、米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMC声明で金融緩和政策を現状維持とすると発表。これを受け、外為市場でドル買いが加速したことから金相場は急落し、電子取引では一時的に1625.00ドルまで下押された。また、追加金融緩和観測の後退を背景にインフレヘッジとしての役割を持つ金の需要も鈍化した。
ただ、現行の金融緩和政策が据え置かれることは市場で織り込み済みだったこともあり、反応は限定的だった。その後は、ユーロが強含んだことから金相場は買い戻され、下落幅を縮めた。
金塊現物相場は午後1時51分現在、0.650ドル高の1642.745ドル。(了)
[時事通信社]
朝方の金相場は、前日から始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加金融緩和政策をめぐり、市場の様子見姿勢が強かったものの比較的堅調に推移。また、外為市場がユーロ高・ドル安基調で推移したことから、ドル建ての金相場は割安感から買われた。
しかしその後、米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMC声明で金融緩和政策を現状維持とすると発表。これを受け、外為市場でドル買いが加速したことから金相場は急落し、電子取引では一時的に1625.00ドルまで下押された。また、追加金融緩和観測の後退を背景にインフレヘッジとしての役割を持つ金の需要も鈍化した。
ただ、現行の金融緩和政策が据え置かれることは市場で織り込み済みだったこともあり、反応は限定的だった。その後は、ユーロが強含んだことから金相場は買い戻され、下落幅を縮めた。
金塊現物相場は午後1時51分現在、0.650ドル高の1642.745ドル。(了)
[時事通信社]
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