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　【ニューヨーク時事】週末２７日午前のニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）の原油先物相場は売り買いが交錯し、もみ合いとなっている。米国産標準油種ＷＴＩの中心限月６月物は午前９時４０分現在、前日終値比０．０２ドル安の１バレル＝１０４．５３ドルで推移している。
　米商務省が発表した２０１２年第１四半期（１～３月）の実質ＧＤＰ（国内総生産、速報値）は前期比２．２％増加と、伸び率が前期を大きく下回ったほか、市場予想を下回った。これを受けて、米景気先行き懸念が広がり、売り圧力となった。
　一方、対ユーロでのドル安を眺めて、ドル建てで取引される原油に割安感が生じ、買いも入っている。また、プラス圏で推移している米株価も相場を支え、相場は狭い値幅でもみ合っている。（了）
［時事通信社］