小安い〔NY金〕(1日)
2012年5月2日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドルの変動をにらんだ商いが中心となり、中心限月6月物は前日終値比1.80ドル安の1オンス=1662.40ドルで終了した。立会取引のレンジは、1662.00~1669.40ドル。
さえない米景気指標の発表が相次ぐ中、ドル安を手掛かりとした買いが先行。早朝の電子取引で相場は一時1672.30ドルと、4月13日以来約2週間ぶりの高値を付けた。
しかし、その後、米サプライ管理協会(ISM)が発表した4月の製造業景況指数は54.8と前月(53.4)から上昇、市場予測の53.0も上回った。これをきっかけに外国為替市場では一気にドルの買い戻しが優勢となり、ドル建て商品の金塊は割高感に押されて急速に値を消した。取引半ば以降は売り買いが交錯する展開となったものの、引けにかけて再びマイナス圏に沈んだ。
この日は、メーデーで欧州の主要市場が休場。また、前日の寄り付き直後、誤発注とみられる大量の売り注文で一時取引が停止されたとあってこの日も慎重な姿勢が目立ち、全般に小商いとなった。
金塊現物相場は午後1時54分現在、3.605ドル安の1660.345ドル。(了)
[時事通信社]
さえない米景気指標の発表が相次ぐ中、ドル安を手掛かりとした買いが先行。早朝の電子取引で相場は一時1672.30ドルと、4月13日以来約2週間ぶりの高値を付けた。
しかし、その後、米サプライ管理協会(ISM)が発表した4月の製造業景況指数は54.8と前月(53.4)から上昇、市場予測の53.0も上回った。これをきっかけに外国為替市場では一気にドルの買い戻しが優勢となり、ドル建て商品の金塊は割高感に押されて急速に値を消した。取引半ば以降は売り買いが交錯する展開となったものの、引けにかけて再びマイナス圏に沈んだ。
この日は、メーデーで欧州の主要市場が休場。また、前日の寄り付き直後、誤発注とみられる大量の売り注文で一時取引が停止されたとあってこの日も慎重な姿勢が目立ち、全般に小商いとなった。
金塊現物相場は午後1時54分現在、3.605ドル安の1660.345ドル。(了)
[時事通信社]
その他のニュース