NY原油、反発〔NY石油〕(10日午前)
2012年5月10日
【ニューヨーク時事】10日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米雇用関連指標の改善を受けて反発して始まった。午前9時40分現在、米国産標準油種WTIの中心限月6月物は前日終値比0.83ドル高の1バレル=97.64ドル。
早い時間帯の原油相場は弱含みで推移した。欧州債務問題の先行き不安が引き続き下げ材料となったほか、中国税関総署が同国の4月の原油輸入を前月比5.5%減と発表したことが世界的な原油需要減退の懸念につながり、相場を圧迫した。
ただ、米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請件数は36万7000件と、36万8000件に改定された前週から減少。36万9000件との市場予想も下回ったことが投資姿勢の回復につながり、相場は寄り付き前に切り返した後、高寄りした。連日の下落を受けたテクニカルな買いが入ったことや、朝方から外国為替市場でユーロが買い戻されドル建ての原油に割安感が生じたことも、原油の上昇を支えた。(了)
[時事通信社]
早い時間帯の原油相場は弱含みで推移した。欧州債務問題の先行き不安が引き続き下げ材料となったほか、中国税関総署が同国の4月の原油輸入を前月比5.5%減と発表したことが世界的な原油需要減退の懸念につながり、相場を圧迫した。
ただ、米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請件数は36万7000件と、36万8000件に改定された前週から減少。36万9000件との市場予想も下回ったことが投資姿勢の回復につながり、相場は寄り付き前に切り返した後、高寄りした。連日の下落を受けたテクニカルな買いが入ったことや、朝方から外国為替市場でユーロが買い戻されドル建ての原油に割安感が生じたことも、原油の上昇を支えた。(了)
[時事通信社]
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