3日続落=終値でも1600ドル割れ〔NY金〕(9日)
2012年5月10日
【ニューヨーク時事】9日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ギリシャ不安とそれを背景とするドル高を受け、3日続落した。中心限月6月物は前日終値比10.30ドル安の1オンス=1594.20ドルと2011年12月30日以来約4カ月ぶりに1600ドル台を割り込む水準で取引を終えた。
ギリシャ総選挙後の連立政権協議が難航しているギリシャ政局混乱を背景に同国が公約した緊縮財政や欧州連合(EU)による2次支援の継続に対する懸念が再燃。また、スペイン政府が国内銀行に対し不良債権の引当金を積み増すよう指示するとの報道も伝わり、スペイン国債の利回りが上昇した。根深い欧州不安を受け、リスク回避の動きが強まり安全資産であるドルを選好する動きが強まった。また、外為市場ではユーロ安・ドル高が進行。ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られ、寄り付き後の電子取引で一時、1578.50ドルまで下落した。
また、原油市場をはじめとする商品市場全体が軟調に推移したことも金相場の圧迫材料となった。
金塊現物相場は午後1時54分現在、10.33ドル安の1593.20ドル。(了)
[時事通信社]
ギリシャ総選挙後の連立政権協議が難航しているギリシャ政局混乱を背景に同国が公約した緊縮財政や欧州連合(EU)による2次支援の継続に対する懸念が再燃。また、スペイン政府が国内銀行に対し不良債権の引当金を積み増すよう指示するとの報道も伝わり、スペイン国債の利回りが上昇した。根深い欧州不安を受け、リスク回避の動きが強まり安全資産であるドルを選好する動きが強まった。また、外為市場ではユーロ安・ドル高が進行。ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られ、寄り付き後の電子取引で一時、1578.50ドルまで下落した。
また、原油市場をはじめとする商品市場全体が軟調に推移したことも金相場の圧迫材料となった。
金塊現物相場は午後1時54分現在、10.33ドル安の1593.20ドル。(了)
[時事通信社]
その他のニュース