原油反落、96ドル台前半〔NY石油〕(11日午前)
2012年5月11日
【ニューヨーク時事】週末11日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、リスク回避の流れが強まる中、反落している。米国産標準油種WTIの中心限月6月物は午前9時40分現在、前日終値比0.94ドル安の1バレル=96.14ドル。
ギリシャの政局、スペインの銀行財務をめぐる懸念がくすぶる中、米金融最大手のJPモルガン・チェースがデリバティブ(金融派生商品)取引絡みで巨額の損失を計上したことが発覚。新たな悪材料が加わったことで投資家心理は一段と冷え込み、前日7営業日ぶりに反発した相場は再び売りに押されている。
一方、需給面では、石油輸出国機構(OPEC)が前日公表した月報で、加盟国による石油供給が実質需要を上回っていると指摘したことが引き続き相場の圧迫要因。(了)
[時事通信社]
ギリシャの政局、スペインの銀行財務をめぐる懸念がくすぶる中、米金融最大手のJPモルガン・チェースがデリバティブ(金融派生商品)取引絡みで巨額の損失を計上したことが発覚。新たな悪材料が加わったことで投資家心理は一段と冷え込み、前日7営業日ぶりに反発した相場は再び売りに押されている。
一方、需給面では、石油輸出国機構(OPEC)が前日公表した月報で、加盟国による石油供給が実質需要を上回っていると指摘したことが引き続き相場の圧迫要因。(了)
[時事通信社]
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