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5日ぶり反発〔NY金〕(17日)

2012年5月18日

 【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安値拾いの買いなどに5日ぶりに反発した。中心限月の6月物は、前日終値比38.30ドル(2.5%)高の1オンス=1574.90ドルで終了した。
 ここ最近の下落の反動から安値拾いの買いやケイ線筋の買いが相場を押し上げた。大口のショートカバーも入ったほか、実需筋の買いも活発だった。また、5月のフィラデルフィア連銀景況指数が予想外に8カ月ぶりにマイナスに落ち込んだ。これを受けて、米国の追加金融緩和観測が強まり、インフレヘッジとしての金の魅力が高まったことも、相場の支援材料となった。
 前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、メンバーの数人が景気の下振れリスクが高まった場合に追加金融緩和が必要だとの見解を示したことで、買いが入りやすくなったとの見方もあった。
 PFGベストのマイク・デーリー氏によると「前日に約10カ月ぶりの安値を付け、テクニカル的には売られ過ぎだった。1520~1525ドル付近で強い下値支持線があり、この水準で大きな買いが入った」という。
 金塊現物相場は午後1時46分現在、42.53ドル安の1574.08ドル。(了)
[時事通信社]
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