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続伸〔NY金〕(18日)

2012年5月19日

 【ニューヨーク時事】週末18日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安値拾いの買いや米追加金融緩和観測の拡大を背景に、続伸した。中心限月の6月物は、前日終値比17.00ドル高の1オンス=1591.90ドルで取引を終了した。
 この日の金相場は終始高値圏で推移。最近の下落を受けた買い戻しのほか、安値拾いの買いや前日の急反発を受けた追随買いが目立ち、取引序盤から買いが優勢となった。金相場は16日に終値として約10カ月ぶりの安値である1536.60ドルまで下落していた。
 また、前日発表された5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が約8カ月ぶりにマイナスに転じたことを受け、米追加金融緩和の思惑が広がり、インフレヘッジの役割を持つ金の需要も拡大した。
 さらに、ギリシャの政局不安やスペインの財政懸念などを受けたユーロ売りが一服し、外為市場が比較的ユーロ高・ドル安基調で推移。このためドル建ての金相場は相対的な割安感からも買われた。
 金塊現物相場は午後1時48分現在、14.115ドル高の1588.195ドル(了)
[時事通信社]
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