小反落〔NY金〕(21日)
2012年5月22日
【ニューヨーク時事】週明け21日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、欧州債務危機をめぐる警戒感がくすぶる中、過去2営業日に55ドル超上伸した反動でやや利益確定の売りに押された。中心限月6月物は前週末終値比3.20ドル安の1オンス=1588.70ドルと小反落。電子取引のレンジは、1584.50~1599.00ドルだった。
週末の主要首脳会議(サミット)で、8カ国(G8)首脳らは欧州の債務危機克服に向けた取り組みを支援する内容の声明を採択。ユーロ圏離脱の可能性が取り沙汰されるギリシャに対しても「残留」を強く促した。しかし、即効性のある具体策が明示されなかったことから先行き不透明感は払しょくされず、週明け後も引き続き市場は神経質なムード。金塊は「質への逃避」買いを集めた一方、朝方の外国為替相場のドル高・ユーロ安基調が重しとなり、売り買いが交錯する中を終日方向感なく推移した。
金塊現物相場は午後1時49分現在、1.805ドル高の1590.000ドル。(了)
[時事通信社]
週末の主要首脳会議(サミット)で、8カ国(G8)首脳らは欧州の債務危機克服に向けた取り組みを支援する内容の声明を採択。ユーロ圏離脱の可能性が取り沙汰されるギリシャに対しても「残留」を強く促した。しかし、即効性のある具体策が明示されなかったことから先行き不透明感は払しょくされず、週明け後も引き続き市場は神経質なムード。金塊は「質への逃避」買いを集めた一方、朝方の外国為替相場のドル高・ユーロ安基調が重しとなり、売り買いが交錯する中を終日方向感なく推移した。
金塊現物相場は午後1時49分現在、1.805ドル高の1590.000ドル。(了)
[時事通信社]
その他のニュース