原油、強含み〔NY石油〕(29日午前)
2012年5月29日
【ニューヨーク時事】連休明け29日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、イランをめぐる地政学的リスクを背景に強含んでいる。米国産標準油種WTIの中心限月7月物は午前10時05分現在、前週末終値比0.72ドル高の1バレル=91.58ドル。
イラン核開発をめぐるバクダッドでの協議が合意に至らなかったことを受け、欧州連合(EU)がイラン産原油の禁輸を7月から実施することを確認。このため、イラン情勢緊迫化に伴う供給逼迫(ひっぱく)の懸念が原油市場を支えている。また、米株価が堅調に推移していることも原油相場を後押しているもよう。
ただ、根強いスペインの財政不安や低調な欧州経済指標を受け、外為市場では対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての原油相場は相対的な割高感から売られ、上値は重い。(了)
[時事通信社]
イラン核開発をめぐるバクダッドでの協議が合意に至らなかったことを受け、欧州連合(EU)がイラン産原油の禁輸を7月から実施することを確認。このため、イラン情勢緊迫化に伴う供給逼迫(ひっぱく)の懸念が原油市場を支えている。また、米株価が堅調に推移していることも原油相場を後押しているもよう。
ただ、根強いスペインの財政不安や低調な欧州経済指標を受け、外為市場では対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての原油相場は相対的な割高感から売られ、上値は重い。(了)
[時事通信社]
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