4日続伸〔NY金〕(13日)
2012年6月14日
【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米経済指標の不振や欧州不安を受けて安全資産としての買いが膨らみ、4営業日続伸した。中心限月8月物は前日終値比5.60ドル(0.35%)高の1オンス=1619.40ドルで終了。電子取引のレンジは1607.00~1626.00ドルだった。
米商務省が朝方発表した5月の小売売上高は前月比0.2%減少し、2カ月連続でマイナスとなった。一方で同月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%下落し、これらの経済指標を受けて追加緩和策の導入期待が一段と高まったことから金が買われ、相場は寄り付き直後に大幅に値を伸ばした。小売売上高の不振は外国為替市場でのドル売りにもつながり、これを受けたドルの割安感から金はさらに買われやすくなった。
このほかスペインやイタリアに債務危機の連鎖が起きるのではないかとの懸念や、週末に予定されているギリシャ議会の再選挙に対する不安も引き続き金買いを支えた。テクニカル要因やショートカバーの買いも入ったもよう。
金塊現物相場は午後2時15分現在、8.100ドル高の1618.895ドル。(了)
[時事通信社]
米商務省が朝方発表した5月の小売売上高は前月比0.2%減少し、2カ月連続でマイナスとなった。一方で同月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%下落し、これらの経済指標を受けて追加緩和策の導入期待が一段と高まったことから金が買われ、相場は寄り付き直後に大幅に値を伸ばした。小売売上高の不振は外国為替市場でのドル売りにもつながり、これを受けたドルの割安感から金はさらに買われやすくなった。
このほかスペインやイタリアに債務危機の連鎖が起きるのではないかとの懸念や、週末に予定されているギリシャ議会の再選挙に対する不安も引き続き金買いを支えた。テクニカル要因やショートカバーの買いも入ったもよう。
金塊現物相場は午後2時15分現在、8.100ドル高の1618.895ドル。(了)
[時事通信社]
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