小反発〔NY金〕(27日)
2012年6月28日
【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測や安値拾いの買いを背景に小反発した。中心限月の8月物は、前日終値比3.50ドル高の1オンス=1578.40ドルで取引を終了した。
朝方の金相場は堅調に推移。ECBのプラート専任理事が主要政策金利を史上最低である現状の1.0%からさらに下げることも可能と認識を示したことから、利下げ観測が強まった。このため、インフレヘッジの役割を持つ金の需要が拡大した。また、最近の下落を受けたショートカバーや安値拾いの買いも目立った。
ただ、外国為替市場はユーロ安・ドル高基調で推移。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売られる場面もあった。さらに、28、29の両日行われる欧州連合(EU)首脳会議を控えて様子見姿勢も根強く、上昇幅は限定的だった。
金塊現物相場は午後1時55分現在、4.595ドル高の1577.895ドル(了)
[時事通信社]
朝方の金相場は堅調に推移。ECBのプラート専任理事が主要政策金利を史上最低である現状の1.0%からさらに下げることも可能と認識を示したことから、利下げ観測が強まった。このため、インフレヘッジの役割を持つ金の需要が拡大した。また、最近の下落を受けたショートカバーや安値拾いの買いも目立った。
ただ、外国為替市場はユーロ安・ドル高基調で推移。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売られる場面もあった。さらに、28、29の両日行われる欧州連合(EU)首脳会議を控えて様子見姿勢も根強く、上昇幅は限定的だった。
金塊現物相場は午後1時55分現在、4.595ドル高の1577.895ドル(了)
[時事通信社]
その他のニュース