反落=1カ月ぶり安値〔NY金〕(28日)
2012年6月29日
【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、欧州債務危機への悲観的な見方からドル高となったことやテクニカルな売りが出たことを受けて、反落した。中心限月の8月物は、前日終値比28.00ドル安の1オンス=1550.40ドルと、約1カ月ぶりの安値で取引を終了した。
欧州ではこの日から2日間の日程で欧州連合(EU)首脳会議が開催されている。ただ、債務危機の具体的な対策への期待が薄く、外為がドル高・ユーロ安となったことから金相場は圧迫された。このほか、テクニカルな売りが出たことも相場を押し下げた。米欧経済の減速でインフレ率が下がるとの観測が強まっていることも、物価上昇のヘッジ手段とされる金の魅力を減退させた。相場は電子取引で一時1547.60ドルの安値を付け、その後安値圏で引けた。
金塊現物相場は午後1時58分現在、26.12ドル安の1551.775ドルで推移している。(了)
[時事通信社]
欧州ではこの日から2日間の日程で欧州連合(EU)首脳会議が開催されている。ただ、債務危機の具体的な対策への期待が薄く、外為がドル高・ユーロ安となったことから金相場は圧迫された。このほか、テクニカルな売りが出たことも相場を押し下げた。米欧経済の減速でインフレ率が下がるとの観測が強まっていることも、物価上昇のヘッジ手段とされる金の魅力を減退させた。相場は電子取引で一時1547.60ドルの安値を付け、その後安値圏で引けた。
金塊現物相場は午後1時58分現在、26.12ドル安の1551.775ドルで推移している。(了)
[時事通信社]
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