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今月の特集 商品先物ウォッチ!

大幅続落〔NY金〕(6日)

2012年7月7日

 【ニューヨーク時事】週末6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、雇用回復の遅れに対する失望感からドル買いが膨らみ、相対的な割高感が意識されて大幅続落した。中心限月8月物は前日終値比30.50ドル安の1オンス=1578.90ドルで終了。週間では1.6%安となった。
 主要統計の発表を控えた警戒感から、マイナス圏で取引を開始。注目された6月の米雇用統計は、非農業部門就業者数の伸びが約10万人との市場予想に対し8万人にとどまるなど、全般に弱さが目立つ内容となった。
 発表を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気てこ入れに向け、追加緩和措置を導入するとの観測が台頭。これに伴い金塊を買い戻す動きが広がり、相場は電子取引で一時1610.60ドルとプラス圏に浮上した。
 しかし、商いが進むにつれ、株式や商品先物に対する高リスク投資を避け、ドルや債券など安全資産への資金シフトが活発化。金塊の地合いも反転し、正午ごろにドルが一段高となったのを眺めて1580ドルの節目を割り込んだ。
 金塊現物相場は午後1時42分現在、28.565ドル安の1580.145ドル。(了)
[時事通信社]
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