3日続落=2週間ぶりの安値〔NY金〕(12日)
2012年7月13日
【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米国の早期追加金融緩和をめぐる思惑の後退や外為相場の動きをにらみ、3日続落した。中心限月の8月物は、前日終値比10.40ドル安の1オンス=1565.30ドルと6月28日以来2週間ぶりの安値で取引を終了した。
前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)の早期実施に市場の期待ほど積極的な姿勢を示したことから、インフレヘッジの役割の役割を持つ金の需要は後退した。また、米早期追加緩和観測が後退したことや欧州不安に対する警戒感の高まりを背景に、外為市場では当初対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られた。さらに、アジア市場での現物需要が鈍っていることも圧迫材料。
米労働省が発表した1週間の新規失業保険申請件数が前週比2万6000件減の35万件と約4年4カ月ぶりの低水準となり、市場予想の37万2000件(ロイター調べ)を大幅に下回ったものの、市場の反応は限定的だった。
ただ、外為市場でユーロが小幅に切り返したことをきっかけに、金相場も買い戻され、下落幅を縮めた。
金塊現物相場は午後1時55分現在、8.095ドル安の1568.680ドル(了)
[時事通信社]
前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)の早期実施に市場の期待ほど積極的な姿勢を示したことから、インフレヘッジの役割の役割を持つ金の需要は後退した。また、米早期追加緩和観測が後退したことや欧州不安に対する警戒感の高まりを背景に、外為市場では当初対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られた。さらに、アジア市場での現物需要が鈍っていることも圧迫材料。
米労働省が発表した1週間の新規失業保険申請件数が前週比2万6000件減の35万件と約4年4カ月ぶりの低水準となり、市場予想の37万2000件(ロイター調べ)を大幅に下回ったものの、市場の反応は限定的だった。
ただ、外為市場でユーロが小幅に切り返したことをきっかけに、金相場も買い戻され、下落幅を縮めた。
金塊現物相場は午後1時55分現在、8.095ドル安の1568.680ドル(了)
[時事通信社]
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