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4日ぶり反発〔NY金〕(13日)

2012年7月14日

 【ニューヨーク時事】週末13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、中国の利下げや対ユーロでのドル安を背景に買われ、4日ぶりに反発した。中心限月の8月物は、前日終値比26.70ドル高の1オンス=1592.00ドルで終了した。同限月は電子取引で一時1596.50ドルと、1600ドルの大台に迫る場面もあった。
 中国国家統計局が発表した2012年第2四半期(4~6月)の実質GDP(国内総生産)は前年同期比7.6%増と、6期連続で減速した。これを受けて、同国の金融緩和観測が強まったことから、インフレヘッジの役割をもつ金の魅力が高まり、買いにつながった。
 また、ユーロ高・ドル安を受けてドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことも支援材料となった。このほか、週末要因からのショートカバーが相場を押し上げたとの見方もあった。
 朝方発表された7月のミシガン大学消費者景況感指数や6月の卸売物価指数などに対する相場の反応は限定的だった。
 金塊現物相場は午後1時37分現在、24.22ドル高の1592.00ドル。(了)
[時事通信社]
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