原油、反落〔NY石油〕(16日午前)
2012年7月16日
【ニューヨーク時事】週明け16日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中国経済の先行き不安を背景に反落している。午前10時10分現在、米国産標準油種WTIの中心限月8月物は、前日比0.19ドル安の1バレル=86.91ドル。
海外市場では、中国の温家宝首相が同国経済成長について「困難は一定期間続く」と述べたことを材料に売りが優勢となった。ニューヨーク市場に入った後は、為替要因による割高感の後退などを追い風にいったんプラス圏に浮上する場面もあったが、追随買いは続かず値を消した。
米商務省が寄り付き直前に発表した6月の米小売売上高は前月比0.5%減と3カ月連続でマイナスとなり、市場予想(ロイター通信調べ)の0.2%増を下回った。自動車をはじめ全般的に売り上げが落ち込み、景気回復ぺースの減速を裏付けた。このため、外為市場で急速にユーロ買い・ドル売りが進んだ。一方、7月のニューヨーク州製造業指数は7.39と予想外に上昇した。(了)
[時事通信社]
海外市場では、中国の温家宝首相が同国経済成長について「困難は一定期間続く」と述べたことを材料に売りが優勢となった。ニューヨーク市場に入った後は、為替要因による割高感の後退などを追い風にいったんプラス圏に浮上する場面もあったが、追随買いは続かず値を消した。
米商務省が寄り付き直前に発表した6月の米小売売上高は前月比0.5%減と3カ月連続でマイナスとなり、市場予想(ロイター通信調べ)の0.2%増を下回った。自動車をはじめ全般的に売り上げが落ち込み、景気回復ぺースの減速を裏付けた。このため、外為市場で急速にユーロ買い・ドル売りが進んだ。一方、7月のニューヨーク州製造業指数は7.39と予想外に上昇した。(了)
[時事通信社]
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