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小幅続落=バーナンキ証言に失望〔NY金〕(17日)

2012年7月18日

 【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米国の早期金融緩和期待の後退から、続落した。中心限月の8月物は、前日終値比2.10ドル安の1オンス=1589.50ドルで取引を終了した。
 金相場は当初、この日から始まった議会証言でバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加緩和に前向きな姿勢を示すのではないかとの期待感から、堅調に推移した。しかし、バーナンキ議長は実際には、米経済は減速しているとの見方を示しながらも、市場が期待していたほど量的緩和第3弾(QE3)に積極的な意見を表明しなかった。これを受け、インフレヘッジの役割を持つ金相場の需要は売られた。外為市場では、対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られた。
 売り一巡り後は、買い戻しや安値拾いの買いが入ったほか、外為市場がユーロ高・ドル安方向に切り返したため、金相場は上値を戻したが、最終的にマイナス圏で取引を終えた。
 金塊現物相場は午後1時37分現在、2.570ドル安の1590.475ドル(了)
[時事通信社]
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