小幅続伸〔NY金〕(20日)
2012年7月21日
【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、穀物相場の上昇を背景とするインフレ懸念から小幅に続伸した。中心限月の8月物は、前日終値比2.40ドル高の1オンス=1582.80ドルで取引を終了した。
欧州連合(EU)ユーロ圏諸国は、最大1000億ユーロのスペイン支援で合意した。しかし、スペインのモントロ予算相が同国の景気回復は14年になるとし、13年成長率予想をマイナス0.5%に下方修正した。また、同国バレンシア州が債務返済で中央政府の支援を要請したことから、同国の財政懸念が一段と深まった。これを受け、同国国債10年物利回りが7.2%台と急上昇し、外為市場はユーロ安・ドル高基調で推移。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売りが先行した。
しかし売り一巡り後は、米国の干ばつに伴うトウモロコシなどの高騰を眺めて切り返した。
金塊現物相場は午後1時48分現在、5.255ドル高の1584.000ドル(了)
[時事通信社]
欧州連合(EU)ユーロ圏諸国は、最大1000億ユーロのスペイン支援で合意した。しかし、スペインのモントロ予算相が同国の景気回復は14年になるとし、13年成長率予想をマイナス0.5%に下方修正した。また、同国バレンシア州が債務返済で中央政府の支援を要請したことから、同国の財政懸念が一段と深まった。これを受け、同国国債10年物利回りが7.2%台と急上昇し、外為市場はユーロ安・ドル高基調で推移。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売りが先行した。
しかし売り一巡り後は、米国の干ばつに伴うトウモロコシなどの高騰を眺めて切り返した。
金塊現物相場は午後1時48分現在、5.255ドル高の1584.000ドル(了)
[時事通信社]
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