続伸=ドラギECB総裁発言を好感〔NY金〕(26日)
2012年7月27日
【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言などを好感した買いが入り、続伸した。中心限月の8月物は前日終値比7.00ドル高の1オンス=1615.10ドルと、7月3日以来3週間半ぶりの高値で終了した。
ドラギECB総裁はこの日のロンドンの会合で、ユーロ存続のためにあらゆる手段を講じる意向を示した。これを受け、ギリシャやスペインをはじめ欧州諸国の財政不安が強まっていた市場に安ど感が広がったため、ユーロが対主要通貨で急伸。ドル建ての金塊相場は割安感からの買いを集め、電子取引では一時1621.50ドルと、約3週間ぶりに1620ドル台に乗せた。
フューチャーパス・トレーディングのアナリスト、フランク・レシュ氏は「ユーロ高につれたほか、欧米に加え中国も金融緩和に動くとの期待が高まっていることが、金塊相場の支援材料となっている」と指摘。ただ「一方で、当局の動き次第では金塊相場は軟化に向かう」と述べ、各国の政策当局の動きにつれやすい地合いを指摘した。
金塊現物相場は午後1時50分現在、7.950ドル高の1615.895ドル(了)
[時事通信社]
ドラギECB総裁はこの日のロンドンの会合で、ユーロ存続のためにあらゆる手段を講じる意向を示した。これを受け、ギリシャやスペインをはじめ欧州諸国の財政不安が強まっていた市場に安ど感が広がったため、ユーロが対主要通貨で急伸。ドル建ての金塊相場は割安感からの買いを集め、電子取引では一時1621.50ドルと、約3週間ぶりに1620ドル台に乗せた。
フューチャーパス・トレーディングのアナリスト、フランク・レシュ氏は「ユーロ高につれたほか、欧米に加え中国も金融緩和に動くとの期待が高まっていることが、金塊相場の支援材料となっている」と指摘。ただ「一方で、当局の動き次第では金塊相場は軟化に向かう」と述べ、各国の政策当局の動きにつれやすい地合いを指摘した。
金塊現物相場は午後1時50分現在、7.950ドル高の1615.895ドル(了)
[時事通信社]
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