4日続伸=追加緩和期待で〔NY金〕(30日)
2012年7月31日
【ニューヨーク時事】週明け30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、今週の一連のイベントを控えて様子見姿勢が強まる中、米国の追加緩和に対する期待から4営業日続伸した。中心限月の12月物は、前週末終値比1.30ドル高の1オンス=1624.00ドルで引けた。8月物は同1.70ドル高の1オンス=1619.70ドルで取引を終了した。
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)に加え、欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計の発表などイベントが目白押し。様子見姿勢が一段と強まる中で金塊相場は動きにくい地合いとなったものの、弱い内容が続いている最近の米経済指標を背景に、金融当局が何らかの緩和策を打ち出すとの期待が膨らみ、インフレヘッジとしての金塊買いを誘った。
ただ、外為市場でドル高・ユーロ安が進んだため、ドル建ての金塊相場は取引前半に一時弱含み、マイナス圏に沈む場面もあった。ユーロは先週、一連の金融当局の要人発言を受けてECBによる国債買い取りなどに対する期待から買われたが、今週の会合が近付くにつれ、ドイツが国債買い取りに反対していることなどが意識され、対主要通貨で弱含みに転じた。
金塊現物相場は午後1時44分現在、4.55ドル安の1621.80ドル(了)
[時事通信社]
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)に加え、欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計の発表などイベントが目白押し。様子見姿勢が一段と強まる中で金塊相場は動きにくい地合いとなったものの、弱い内容が続いている最近の米経済指標を背景に、金融当局が何らかの緩和策を打ち出すとの期待が膨らみ、インフレヘッジとしての金塊買いを誘った。
ただ、外為市場でドル高・ユーロ安が進んだため、ドル建ての金塊相場は取引前半に一時弱含み、マイナス圏に沈む場面もあった。ユーロは先週、一連の金融当局の要人発言を受けてECBによる国債買い取りなどに対する期待から買われたが、今週の会合が近付くにつれ、ドイツが国債買い取りに反対していることなどが意識され、対主要通貨で弱含みに転じた。
金塊現物相場は午後1時44分現在、4.55ドル安の1621.80ドル(了)
[時事通信社]
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