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続落〔NY金〕(1日)

2012年8月2日

 【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米雇用関連指標の改善を受けて追加金融緩和期待が薄れたことから売りが優勢となり、続落して終了した。中心限月の12月物は、前日終値比7.30ドル安の1オンス=1607.30ドルで取引を終了した。
 朝方オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した7月の全米雇用報告は、非農業部門の民間就業者数が前月比16万3000人増と、市場予想よりも良い結果となった。これを受けて、米追加緩和期待が後退したことから、インフレヘッジとしての金塊の魅力が薄れ、売りが優勢となった。また、米中の製造業景況指数の低迷を受けて銀や白金などの一部の貴金属が売り込まれ、金塊相場の重しとなったとの見方があった。
 引け後に発表されたFOMC声明では、大方の予想通り政策金利は据え置きとなった。これを受けて、対ユーロでドルが買われ、ドル建てで取引される金塊に割高感が生じたことから、相場は下げ幅を一時拡大する場面があった。
 金塊現物相場は午後1時43分現在、8.625ドル安の1604.475ドル。(了)
[時事通信社]
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