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4日ぶり反発=米雇用統計受けたドル安で〔NY金〕(3日)

2012年8月4日

 【ニューヨーク時事】週末3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米雇用統計をきっかけとするドル安から急伸し、4日ぶりに反発した。中心限月の12月物は、前日終値比18.60ドル高の1オンス=1609.30ドルで取引を終了した。
 朝方までは米雇用統計の結果待ちの中、外国為替市場でユーロ高・ドル安が進行していたことからジリ高となり、1600ドル近辺で寄り付いた。その後米労働省が発表した7月の雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門の就業者数が前月比16万3000人増と、前月の6万4000人増を大きく上回った。これを眺めて連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)導入の可能性が後退したとの見方が強まったため、金相場は発表を境に一気に10ドル余り下落し、電子取引で一時1590ドルを下回った。しかし、雇用の改善を受けて外為市場のリスク投資意欲が強まり、ドル安・ユーロ高が一段と活発化。また、金融商品市場に買い安心感が広がったことも金の上昇を後押しし、相場は高値圏で引けた。金は前日まで3日続落していたことから売られ過ぎ感もあった、との声も聞かれた。
 金塊現物相場は午後1時59分現在、18.775ドル高の1604.875ドル(了)
[時事通信社]
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