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　【ニューヨーク時事】８日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、方向感に欠ける薄商いの中、狭いレンジ内でもみ合った後反発して終了した。中心限月１２月物は前日終値比３．２０ドル高の１オンス＝１６１６．００ドルで取引を終了した。
　朝方は外国為替市場でユーロ安・ドル高が進行していたため、ドルの割高感から金は売りが先行し、安寄りした。ドルが軟化したほか、原油相場が当初上昇していたためつれ高となった。
　ただその後は、目新しい材料に欠けたことから引き続き連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による量的緩和第３弾（ＱＥ３）や欧州債務国への対応をめぐる思惑が交錯する中、金相場は方向感なくもみ合いとなった。
　金塊現物相場は午後２時５０分現在、２．８５ドル高の１６１３．３４５ドル。（了）
［時事通信社］