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反落〔NY金〕(13日)

2012年8月14日

 【ニューヨーク時事】週明け13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、薄商いとなる中、軟調な商品相場を眺めて売りが優勢となり、反落した。中心限月12月物は前週末終値比10.20ドル安の1オンス=1612.60ドルで取引を終了した。
 商品相場全体の売りになびき、金塊相場も下落基調となった。夏期休暇中の市場参加者が多く、薄商いが続く中、投資家の買い意欲が薄かったという。また、インドなど実需筋の買いが衰えていることも相場を圧迫した。
 一方で、外国為替相場ではユーロ高・ドル安が優勢。このため、ドル建てで取引される金塊などの割安感につながり、相場を支えた。また、欧州中央銀行(ECB)が債務危機対策を講じるとの期待も根強く、買いを誘ったとの見方もあった。
 ただ、この日は米主要経済指標の発表もなく、新規材料に欠けたことから、相場はほぼ終日狭い値動きが続いた。
 金塊現物相場は午後1時59分現在、9.475ドル安の1610.60ドル。(了)
[時事通信社]
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