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4日続伸〔NY金〕(20日)

2012年8月21日

  【ニューヨーク時事】週明け20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は薄商いの中、対ユーロでドルが軟化したことを受け、4営業日続伸した。中心限月の12月物は、前週末終値比3.60ドル高の1オンス=1623.00ドルで取引を終了した。
 朝方の金相場は弱含みで推移。ドイツのシュピーゲル誌は、欧州中央銀行(ECB)が債務危機に陥ったユーロ圏諸国の国債利回りに上限目標を設け国債購入すると報じた。しかし、ドイツ財務相やECBがこの報道を否定したことから、外為市場は対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売りが先行した。また、根強い欧州不安を受け、投資家心理が悪化。米株価や原油をはじめとする商品市場が下落したことから、金相場もリスク資産との連動が働き、圧迫された。
 売り一巡り後は、外為市場でユーロが強含みドルが軟化したことを受け、金相場も反転・上昇基調となった。さらに、来週に予定されているバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、市場の様子見姿勢も強く、そのままプラス圏で取引を終えた。
 金塊現物相場は午後1時48分現在、4.13ドル高の1620.73ドル(了)
[時事通信社]
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