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6日ぶり反落=引け後にFOMC議事要旨で上伸〔NY金〕(22日)

2012年8月23日

 【ニューヨーク時事】22日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、前日の急伸の反動から利益確定の売りに押され、6営業日ぶりに反落した。中心限月の12月物は前日終値比2.40ドル安の1オンス=1640.50ドルで終了した。ただ、引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて追加金融緩和観測が再浮上したことから買われた。米国東部時間午後4時までに電子取引で一時1658.20ドルと5月初旬以来3カ月半ぶりの高値を付けた。
 前日に3カ月ぶりの高値を付けた反動から利食い売りが優勢となった。このほか、ユーロ安・ドル高を背景にドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じ、売りを誘った面もある。
 FOMC議事要旨では、多くの委員が景気回復ペースが大幅かつ継続的に加速しなければ「かなり早期」に追加金融緩和に踏み切ることが妥当だとの判断を示していたことが判明した。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に追加緩和に踏み切る、との見方が改めて広がり、インフレヘッジとしての金の魅力が高まった。
 金塊現物相場は午後2時09分現在、4.880ドル高の1644.975ドル。(了)
[時事通信社]
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