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急反発=4カ月半ぶり高値で終了〔NY金〕(23日)

2012年8月24日

 【ニューヨーク時事】23日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米金融当局による早期の追加緩和期待を手掛かりとした買いに急反発した。中心限月12月物は前日比32.30ドル高の1オンス=1672.80ドルと、終値としては4月12日(1680.60ドル)以来約4カ月半ぶりの高値を更新。電子取引のレンジは1654.50~1677.50ドル。
 7月31日~8月1日に実施された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表をきっかけに、前日午後から加速した騰勢が継続した。議事要旨によると、委員の大半が景気回復の遅れを示唆する指標が続けば、「かなり早期に追加緩和に踏み切ることが妥当だ」との見解で一致。これを受けて、資金供給の拡大に伴う将来的な物価高進に備えたヘッジ目的の買いが活発化し、相場はじりじりと上値を伸ばした。また、外国為替市場でドル売り圧力が強まったことも、ドル建てで取引される商品の割安感につながったもよう。
 金塊現物相場は午後1時42分現在、25.220ドル高の1670.195ドル。(了)
[時事通信社]
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