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3日続伸〔NY金〕(27日)

2012年8月28日

 【ニューヨーク時事】週明け27日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は薄商いの中、週末のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて追加緩和への期待が根強く、3営業日続伸した。中心限月12月物は前週末比2.70ドル高の1オンス=1675.60ドルで取引を終了。電子取引のレンジは1668.50~1679.30ドルだった。
 この日は米経済指標の発表など目新しい材料に乏しく、夏期休暇時期ということもあって市場参加者は少なかった。金相場は動意薄の中、連邦準備制度理事会(FRB)による早期の追加金融緩和観測を背景におおむね買い優勢で推移した。前週市場では、前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を受けてFRBが早期に追加金融緩和に動くとの期待感が強まった。これを受けてインフレヘッジとして買われる金は上昇。これに続き今週末はジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムでバーナンキFRB議長による講演が予定されていることから、米景気に対するFRBの対応をめぐりヒントが示されるのではないかとの期待を受けて、金相場は買われた。ただ、最終的に内容を見極めたいとの思惑から上値は重かった。9月6日に行われる欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合に対しても、同様の期待と警戒感が生じている。
 金塊現物相場は午後1時45分現在、1.500ドル高の1672.745ドル。(了)
[時事通信社]
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