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4日ぶり反落〔NY金〕(28日)

2012年8月29日

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、前日までの急伸を受けた利益確定売りや調整売りに押され、4営業日ぶりに反落した。中心限月の12月物は、前日終値比5.9ドル安の1オンス=1669.70ドルで取引を終了した。
 金相場は、外為市場で一時ユーロ安・ドル高が目立ったこともあり、安寄りした。その後、米民間有力会社コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者信頼感指数が60.6と前月から低下し、2011年11月以来の低水準に下落。これを受け、米早期追加緩和をめぐる思惑が一段と広がった。また、欧州中央銀行(ECB)による債務危機対策への期待感から、外為市場では対ユーロでドル安が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割安感からも買われ、正午前の電子取引では一時1674.90ドルまで値を戻した。
 ただ、前日までの急伸を受けた利益確定売りや調整売りが目立ったほか、31日に予定されているバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、大きく動きにくく、マイナス圏で取引を終えた。
 金塊現物相場は午後1時52分現在、5.820ドル安の1666.925ドル(了)
[時事通信社]
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