続伸=一時1700ドル台回復〔NY金〕(4日)
2012年9月5日
【ニューヨーク時事】連休明け4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米追加金融緩和観測の強まりを追い風とした追随買いが入り、中心限月12月物は前週末終値比8.40ドル高の1オンス=1696.00ドルと続伸した。午前中の統計発表前後には電子取引で一時1701.60ドルまで買い進まれ、3月13日以来約5カ月半ぶりに1700ドルの大台に乗せた。
前週末31日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をきっかけに、市場では追加緩和策を通じた資金供給の拡大を織り込んだ動きが広がりつつある。外国為替市場ではユーロを買ってドルを売る動きが活発となり、金塊は前週末の強地合いを維持。米サプライ管理協会(ISM)製造業景況指数の発表直後には一段と上値を拡大した。
8月の同指数は49.6と、わずかながら前月(49.8)から悪化。3カ月連続で景気拡大・縮小の境目の50を割り込み、早期の追加緩和実施観測を後押しした。ただ、6日に欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、週末7日には8月の米雇用統計を控えていることもあり、その後は警戒感から小動きに終始した。
金塊現物相場は午後1時47分現在、5.505ドル高の1694.60ドル。(了)
[時事通信社]
前週末31日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をきっかけに、市場では追加緩和策を通じた資金供給の拡大を織り込んだ動きが広がりつつある。外国為替市場ではユーロを買ってドルを売る動きが活発となり、金塊は前週末の強地合いを維持。米サプライ管理協会(ISM)製造業景況指数の発表直後には一段と上値を拡大した。
8月の同指数は49.6と、わずかながら前月(49.8)から悪化。3カ月連続で景気拡大・縮小の境目の50を割り込み、早期の追加緩和実施観測を後押しした。ただ、6日に欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、週末7日には8月の米雇用統計を控えていることもあり、その後は警戒感から小動きに終始した。
金塊現物相場は午後1時47分現在、5.505ドル高の1694.60ドル。(了)
[時事通信社]
その他のニュース