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小反落〔NY金〕(12日)

2012年9月13日

 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、利益確定の売りなどに押され、小反落した。中心限月の12月物は、前日終値比1.20ドル安の1オンス=1733.70ドルで取引を終了した。
 ドイツ憲法裁判所が欧州安定機構(ESM)の発足を認めたことを受け、対ユーロでドルが売られた。これを受けて、ドル建てで取引される金塊などの割安感につながり、金塊の買いを誘った。また、根強い米追加金融緩和への期待も相場を支え、相場は未明の電子取引で一時1749.50ドルと、2月下旬以来約半年ぶりの高値を付ける場面があった。
 ただ、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を翌日に控えて、ポジション調整の売りに押され、相場は値を消す展開となった。また、最近の上伸の反動から、利食い売りも出やすかったとの見方があった。
 南アフリカでの鉱山ストライキを受けて、白金の需給ひっ迫懸念が広がり、白金相場は急騰した。同国の金鉱山にもストの影響が広がっているものの、現時点で材料視する向きは少ない。
 金塊現物相場は午後1時42分現在、1.005ドル安の1731.995ドル。(了)
[時事通信社]
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