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急反発、6カ月半ぶり高値で終了=FOMC声明受け〔NY金〕(13日)

2012年9月14日

 【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)の決定を受けて急反発した。中心限月の12月物は、前日終値比38.40ドル高(2.21%)高の1オンス=1772.10ドルで取引を終了。これは終値ベースで2月29日(1788.40ドル)以来6カ月半ぶりの高水準となった。
 FRBはこの日、2日間の日程で行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、超低金利維持の時間軸の延長とモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れなどによる追加金融緩和を行うと発表した。外為市場では新たな米景気刺激策を受けて、ドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金塊相場に割安感が強まった。また、将来インフレ圧力が強まるとの懸念も一部で再燃。金塊買いが加速し、声明発表直後に40ドル余り急伸し、この日の高値は1775.00ドルを付けた。
 金塊現物相場は午後1時41分現在、34.555ドル高の1766.550ドル。(了)
[時事通信社]
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