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調整売りに小反落〔NY金〕(17日)

2012年9月18日

 【ニューヨーク時事】週明け17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米追加金融緩和の決定をはやして急伸した前週の反動で利益確定の売りが広がり、中心限月12月物は前週末終値比2.10ドル安の1オンス=1770.60ドルと小反落した。電子取引のレンジは1756.20~1778.90ドル。
 13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)が大方の予想通り量的緩和第3弾(QE3)の導入に踏み切ったことを受け、市場への潤沢な資金供給が将来的なインフレ高進につながるとの思惑が台頭。同政策の決定をきっかけに、実物資産としての金塊を物色する動きが広がり、先週は2月末以来約6カ月半ぶりの高値で取引を終えた。
 週明けのこの日は、買い一服感から前週末引値を挟んでもみ合う形。ただ、インドの祭礼シーズンを前に現物需要の盛り上がりが見込まれるなどとして、相場に一段の上昇余地があるとの声が出ている。
 金塊現物相場は午後1時40分現在、3.65ドル安の1767.95ドル。(了)
[時事通信社]
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