原油、5日ぶり反発=92ドル台後半〔NY石油〕(21日)
2012年9月22日
【ニューヨーク時事】週末21日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、スペインの債務問題をめぐる不安の緩和やドル安を受け、5営業日ぶりに反発した。この日から米国産標準油種WTIの中心限月となった11月物は前日終値比0.47ドル高の1バレル=92.89ドルで終了。12月物は0.47ドル高の93.21ドルで引けた。
英紙フィナンシャル・タイムズの報道によると、欧州連合(EU)欧州委員会は、スペインが財政支援を要請することを前提に、同国の財政・構造改革計画の作成に関与しているもよう。これを受け、スペインが欧州中央銀行(ECB)に国債買い入れを要請し、同国の債務問題が改善するとの期待が膨らみ、ユーロ買い・ドル売り地合いが強まった。このため、ドル建ての原油相場は割安感に支えられ、時間外取引中から終日強含みで推移。寄り付き直前には電子取引で一時93.84ドルまで値を伸ばした。
また、リスク選好の回復により欧米株式相場が堅調に推移したことも、原油の買い安心感につながった。
▽ガソリン=続伸。中心限月10月物は3.85セント高の1ガロン=294.25セントで終了した。
▽ヒーティングオイル=続伸。中心限月10月物は2.32セント高の1ガロン=312.07セントで引けた。(了)
[時事通信社]
英紙フィナンシャル・タイムズの報道によると、欧州連合(EU)欧州委員会は、スペインが財政支援を要請することを前提に、同国の財政・構造改革計画の作成に関与しているもよう。これを受け、スペインが欧州中央銀行(ECB)に国債買い入れを要請し、同国の債務問題が改善するとの期待が膨らみ、ユーロ買い・ドル売り地合いが強まった。このため、ドル建ての原油相場は割安感に支えられ、時間外取引中から終日強含みで推移。寄り付き直前には電子取引で一時93.84ドルまで値を伸ばした。
また、リスク選好の回復により欧米株式相場が堅調に推移したことも、原油の買い安心感につながった。
▽ガソリン=続伸。中心限月10月物は3.85セント高の1ガロン=294.25セントで終了した。
▽ヒーティングオイル=続伸。中心限月10月物は2.32セント高の1ガロン=312.07セントで引けた。(了)
[時事通信社]
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