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小反発〔NY金〕(25日)

2012年9月26日

 【ニューヨーク時事】25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安を好感したものの、オプション絡みの売りが上値を抑え、小反発にとどまった。中心限月の12月物は、前日終値比1.80ドル高の1オンス=1766.40ドルで取引を終了。電子取引のレンジは1761.00~1777.90ドル。
 寄り付きから堅調に推移。この日朝方発表された7月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)ケース・シラー住宅販売価格指数は、全米主要20都市が季節調整前で前月比1.6%の上昇と4カ月連続でプラスを記録。9月のコンファレンス・ボード消費者景気信頼感指数は70.3と市場予想を上回った。米景気の底堅さを示唆する指標内容を受けて、ドルが対ドルで上昇。ドル建てのため割安となった金塊が物色された。
 複数の中央銀行が相次いで金準備を拡大したことも相場の支援材料。国際通貨基金(IMF)が公表した国際統計によると、7月に韓国中銀とパラグアイ中銀がともに保有金を積み増したほか、8月にはトルコ、ウクライナの各中銀もこれに加わった。
 ただ、買い一巡後はオプションの納会絡みの売りに値を消したが、辛うじてプラス圏を維持して引けた。
 金塊現物相場は午後1時49分現在、1.875ドル高の1763.975ドル。(了)
[時事通信社]
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