原油、反落〔NY石油〕(12日)
2012年10月13日
【ニューヨーク時事】週末12日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、国際エネルギー機関(IEA)が世界の石油需要見通しを下方修正したことから売られ、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日終値比0.21ドル安の1バレル=91.86ドルで取引を終了。12月物の終値は0.22ドル安の92.28ドルだった。
朝方は、トルコ・シリア情勢の緊張状態をにらみ原油相場に供給ひっ迫懸念がくすぶっていたことから、小高く始まった。米ミシガン大学が発表した10月の消費者景況感指数の暫定値が前月の確報値を上回ったことも相場を押し上げたほか、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行していたことも支援材料となった。
しかし、原油相場はその後下落。国際エネルギー機関(IEA)はこの日公表した月報で、2012、13年の世界の石油需要見通しをそれぞれ前月予想から日量10万バレル下方修正した。発表を受けて世界的なエネルギー需要の伸び悩みが改めて意識されたことが相場の上値を重くした。また、外為市場がドル高・ユーロ安に転じたこともドル建て商品の原油に割高感を与え、相場はマイナス圏に転落した。
▽ガソリン=続落した。中心限月11月物は6.28セント安の1ガロン=289.28セントで終了した。
▽ヒーティングオイル=11月物は3.32セント安の1ガロン=322.39セントと反落して引けた。(了)
[時事通信社]
朝方は、トルコ・シリア情勢の緊張状態をにらみ原油相場に供給ひっ迫懸念がくすぶっていたことから、小高く始まった。米ミシガン大学が発表した10月の消費者景況感指数の暫定値が前月の確報値を上回ったことも相場を押し上げたほか、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行していたことも支援材料となった。
しかし、原油相場はその後下落。国際エネルギー機関(IEA)はこの日公表した月報で、2012、13年の世界の石油需要見通しをそれぞれ前月予想から日量10万バレル下方修正した。発表を受けて世界的なエネルギー需要の伸び悩みが改めて意識されたことが相場の上値を重くした。また、外為市場がドル高・ユーロ安に転じたこともドル建て商品の原油に割高感を与え、相場はマイナス圏に転落した。
▽ガソリン=続落した。中心限月11月物は6.28セント安の1ガロン=289.28セントで終了した。
▽ヒーティングオイル=11月物は3.32セント安の1ガロン=322.39セントと反落して引けた。(了)
[時事通信社]
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