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小反発=ドル安や安値拾いの買いに〔NY金〕(22日)

2012年10月23日

 【ニューヨーク時事】週明け22日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高や前週の下落を受けた買いに小反発した。中心限月の12月物は、前週末終値比2.30ドル高の1オンス=1726.30ドルで終了。電子取引のレンジは1714.40~1730.30ドルだった。
 前週末は、約1カ月半ぶりの安値で終了。欧州連合(EU)首脳会議で具体的な成果がなかったことを背景に、外為市場でドル高・ユーロ安が進行したほか、テクニカルな売りに押された。22日はこの後を受けて安値拾いの買いに高寄りした。さらに、スペインの地方選の結果をきっかけに同国の支援要請について楽観ムードが台頭し、対ユーロでのドル買いの流れが反転。ドル建てで取引される金塊相場の割安感が浮上し強地合いにつながった。
 ただ、電子取引で上値は1730.30ドルで頭打ち。週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)や2012年第3四半期の米実質GDP(国内総生産)速報値の発表などを控えた警戒感から、買い一巡後は上げ幅を若干削った。需給関連では、インドの祝祭シーズンを前に現物の引き合いに期待が集まっているものの、ルピー安で需要が伸び悩んでいることも上値を抑えたもよう。
 金塊現物相場は午後1時37分現在、4.05ドル高の1726.10ドル。(了)
[時事通信社]
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