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　【ニューヨーク時事】３１日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、外為相場の動きを眺め、小幅続伸した。中心限月の１２月物は、前日終値比７．００ドル高の１オンス＝１７１９．１０ドルで取引を終了した。
　朝方の金相場は堅調に推移。外為市場で対ユーロでドル安が進行したことから、ドル建ての金相場は相対的な割安感から買い進まれた。また、安値拾いの買いや買い戻しも目立った。日銀の追加緩和の決定もインフレヘッジの役割を持つ金相場の需要を高めた。
　ただ、買い一巡り後は外為市場でドル相場が強含んだほか、米雇用統計を今週末に控え市場の模様眺めムードも強いことから、上げ幅を縮小した。
　この日は、ハリケーンの影響で中止されていた立会取引が３営業日ぶりに再開された。
　金塊現物相場は午後１時４８分現在、１０．４００ドル高の１７２０．３７５ドル。（了）
［時事通信社］