3日ぶり反落=ドル高を嫌気〔NY金〕(1日)
2012年11月02日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル高・ユーロ安を受けた割高感から3日ぶりに反落した。中心限月の12月物は、前日終値比3.60ドル安の1オンス=1715.50ドルで取引を終了した。
10月の米雇用統計(労働省発表、2日)を前に、週間新規失業保険申請件数や同月のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)雇用報告がともに市場予想(ロイター通信調べ)よりも良好な内容となった。さらに、同月の米サプライ管理協会(ISM)製造業景況指数は51.7と予想(51.2=ロイター通信調べ)を超える改善となった。これを受けて、ドル買い・ユーロ売りの流れに傾き、ドル建てで取引される金塊相場に割高感が生じたため、ジリ安の展開となった。
ただ、ヒンズー教の新年祭「ディワリ」やインドの婚礼シーズンに伴う現物需要増を期待して、短期的な上昇局面を前にした値固めとみる向きもあり、下値は堅かったもよう。10月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.2と前月比0.4ポイント上昇。景気の拡大・縮小の節目となる50を3カ月ぶりに上回り、景気底打ち感が浮上したことも金相場を下支えした。
金塊現物相場は午後1時40分現在、4.200ドル安の1716.175ドル。(了)
[時事通信社]
10月の米雇用統計(労働省発表、2日)を前に、週間新規失業保険申請件数や同月のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)雇用報告がともに市場予想(ロイター通信調べ)よりも良好な内容となった。さらに、同月の米サプライ管理協会(ISM)製造業景況指数は51.7と予想(51.2=ロイター通信調べ)を超える改善となった。これを受けて、ドル買い・ユーロ売りの流れに傾き、ドル建てで取引される金塊相場に割高感が生じたため、ジリ安の展開となった。
ただ、ヒンズー教の新年祭「ディワリ」やインドの婚礼シーズンに伴う現物需要増を期待して、短期的な上昇局面を前にした値固めとみる向きもあり、下値は堅かったもよう。10月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.2と前月比0.4ポイント上昇。景気の拡大・縮小の節目となる50を3カ月ぶりに上回り、景気底打ち感が浮上したことも金相場を下支えした。
金塊現物相場は午後1時40分現在、4.200ドル安の1716.175ドル。(了)
[時事通信社]
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