大幅続伸=米大統領選にらみ〔NY金〕(6日)
2012年11月07日
【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米大統領選の投票結果をめぐる思惑から買いが膨らみ、大幅続伸した。中心限月の12月物は、前日終値比31.80ドル(1.89%)高の1オンス=1715.00ドルで取引を終了した。
この日朝から投票が始まった米大統領選は、民主党のオバマ現大統領とロムニー共和党候補の接戦となっているが、各種世論調査によるとオバマ氏が優勢とみられている。オバマ現大統領の再選が決まれば、現行の金融緩和路線の長期化が容易になり、金塊相場にとってはプラス材料。また、減税措置の失効と防衛費を中心とした自動的な歳出削減が重なる「財政の崖」問題に対して不透明感が残ることも金相場の下支え要因となっている。先高観が浮上する中、市場は買いに傾いた。
このほか、安値拾いの買いやショートカバーの買いも見られたもよう。さらに、外為市場では、ドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金塊の割高感が後退したことも買いにつながった。
金塊現物相場は午後1時53分現在、30.45ドル高の1716.50ドル。(了)
[時事通信社]
この日朝から投票が始まった米大統領選は、民主党のオバマ現大統領とロムニー共和党候補の接戦となっているが、各種世論調査によるとオバマ氏が優勢とみられている。オバマ現大統領の再選が決まれば、現行の金融緩和路線の長期化が容易になり、金塊相場にとってはプラス材料。また、減税措置の失効と防衛費を中心とした自動的な歳出削減が重なる「財政の崖」問題に対して不透明感が残ることも金相場の下支え要因となっている。先高観が浮上する中、市場は買いに傾いた。
このほか、安値拾いの買いやショートカバーの買いも見られたもよう。さらに、外為市場では、ドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金塊の割高感が後退したことも買いにつながった。
金塊現物相場は午後1時53分現在、30.45ドル高の1716.50ドル。(了)
[時事通信社]
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