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横ばい〔NY金〕(12日)

2012年11月13日

 【ニューヨーク時事】週明け12日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は薄商いの中、新規材料不足から横ばいとなった。中心限月の12月物は、前週末終値比から変わらずの1オンス=1730.90ドルで取引を終了。電子取引のレンジは1725.20~1738.00ドルだった。
 朝方は買い優勢で推移した。米国での減税措置の失効と自動歳出削減が重なる「財政の崖」問題を背景に金融緩和政策が長期化するとの観測が広がっていることから、インフレヘッジとして金が買われたほか、インドの祭事シーズンの到来で現物需要が高まったことなど、前週末の上昇材料が引き続き金相場の買いを支えた。しかしその後、新規材料難から上昇の勢いは衰えた。この日はベテランズデー(退役軍人記念日)に伴い外国為替、債券市場が休場だったため、金相場も商いは閑散。動意薄となる中、最近の上昇基調を受けた利益確定の売りなどが出て相場は値を消し、終盤は小幅マイナス圏を浮動した。
 金塊現物相場は午後1時44分現在、0.28ドル安の1731.395ドル。(了)
[時事通信社]
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