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4日ぶり反発〔NY金〕(29日)

2012年11月30日

 【ニューヨーク時事】29日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ユーロ高・ドル安を好感し、4営業日ぶりに反発した。この日から中心限月となった2月物は、前日終値比10.70ドル高の1オンス=1729.50ドルで終了した。
 この日の金相場は堅調。11月のユーロ圏諸国景況感指数が前月比1.4ポイント上昇したほか、スペイン長期国債の利回りが低下したことを受け、外為市場がユーロ高・ドル安基調で推移した。このため、ドル建ての金相場は相対的な割安感から買いが優勢となった。また、前日の急落を受けた安値拾いの買いや買い戻しも目立った。
 さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)が来月中旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で国債買い取りの延長を決める可能性があると前日に報じられたことや、この日発表された堅調な米経済指標も支援材料となった。米商務省が発表した2013年第3四半期(7~9月期)の実質GDP(国内総生産)改定値は前期比2.7%増と速報値から.07ポイントの上方修正となり、11年10~12月期(4.1%増)以来の伸びとなった。
 金塊現物相場は午後1時58分現在、10.425ドル高の1728.375ドル。(了)
[時事通信社]
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