反発=1700ドル台で終了〔NY金〕(6日)
2012年12月7日
【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は代替通貨としての買いや米雇用統計を控えたショートカバーに反発した。中心限月2月物は、前日終値比8.00ドル高の1オンス=1701.80ドルで終了。電子取引のレンジは1687.10~1704.80ドル。
欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、欧州債務危機の長期化を背景にユーロ圏の域内総生産(GDP)予想を大幅に下方修正した。ドラギECB総裁は会合後の会見で、2013年中に景気が緩やかに持ち直すとの見通しを示したものの、市場では今後の利下げの可能性は払拭(ふっしょく)できないとの観測が台頭。このため、代替通貨としての金買いが入った。
米労働省による11月の雇用統計発表を翌7日に控え、ショートカバーが入ったことも地合いを強めた。このほか需給面では、インド通貨ルピー高を受けて、同国の実需が堅調なことも相場の支援材料となったという。
ただ、米財政問題をめぐる与野党の協議進展や来週11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が引き続き注視されており、上げ一服後は高値圏で浮動する展開となった。
金塊現物相場は午後1時46分現在、7.08ドル高の1699.53ドル。(了)
[時事通信社]
欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、欧州債務危機の長期化を背景にユーロ圏の域内総生産(GDP)予想を大幅に下方修正した。ドラギECB総裁は会合後の会見で、2013年中に景気が緩やかに持ち直すとの見通しを示したものの、市場では今後の利下げの可能性は払拭(ふっしょく)できないとの観測が台頭。このため、代替通貨としての金買いが入った。
米労働省による11月の雇用統計発表を翌7日に控え、ショートカバーが入ったことも地合いを強めた。このほか需給面では、インド通貨ルピー高を受けて、同国の実需が堅調なことも相場の支援材料となったという。
ただ、米財政問題をめぐる与野党の協議進展や来週11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が引き続き注視されており、上げ一服後は高値圏で浮動する展開となった。
金塊現物相場は午後1時46分現在、7.08ドル高の1699.53ドル。(了)
[時事通信社]
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