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4日ぶり反落〔NY金〕(11日)

2012年12月12日

 【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、様子見ムードが広がる中、ポジション調整の売りなどに押され、4日ぶりに反落した。中心限月2月物は、前日終値比4.80ドル安の1オンス=1709.60ドルで終了した。
 翌12日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控え、内容を見極めたいとの見方から、持ち高調整の売りが中心となった。また、最近の上伸の反動から値固め局面となったとの見方もあった。
 ドイツの欧州経済調査研究所(ZEW)が発表した12月の同国の景気期待指数が大幅に上昇した。これを受けて、欧州景気先行き不安が後退し、ユーロ高・ドル安が優勢となった。このため、ドル建てで取引される金塊などの商品の割安感につながり、相場の下値は堅かった。
 シティ・グループの先物アナリスト、スターリング・スミス氏は「この日は非常に薄商いだった上、積極的な商いを手控える理由は多かったようだ。このため、米経済指標やベイナー下院議長の発言などにも反応は薄かった」と述べた。
 金塊現物相場は午後1時39分現在、5.61ドル安の1707.49ドル。(了)
[時事通信社]
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