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反発=量的緩和拡大受け〔NY金〕(12日)

2012年12月13日

 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)による量的緩和拡大決定を受けて反発した。中心限月2月物は、前日終値比8.30ドル高の1オンス=1717.90ドルと約1週間半ぶりの高値で取引を終了。電子取引のレンジは1708.50~1725.00ドルだった。
 金は、外為相場で前日に続きドル安・ユーロ高が進行していたため、割安感を背景に終日買われやすい地合いだった。連邦準備制度理事会(FRB)はこの日のFOMCで、年末に期限を迎える「ツイスト・オペ」の終了後も月450億ドル規模の長期債購入を継続することを決定。また、2015年半ばをめどとしていたゼロ金利政策の解除のタイミングについては、「失業率が6.5%を下回る水準になるまで」などとする明確な条件を示した。これを受けて、市場では米経済が回復してもしばらくは緩和が続くとの見方が強まり、インフレヘッジとしての金の買いを促した。相場はFOMCの声明を受けて一時1725.00ドルの高値まで上昇。その後引けにかけて若干値を削ったものの、一段とドル安・ユーロ高が進んだ外為相場の支援もあって、買い優勢で引けた。
 金塊現物相場は午後1時58分現在、6.855ドル安の1714.345ドル。(了)
[時事通信社]
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